2017年 04月 25日
片面に花を集中させる |
片面だけにクレマチスの花を集中して咲かせたい、と思う方、多いのではないでしょうか。こんな感じ。 これはフルディーン。強健で良く伸びる代わりに新つるはとても折れやすく、今年もすでに太くて有望なのを折りました😨
…この写真を撮りに外に出たら、同じフェンスで大惨事が起きているのを発見。テンテルです。 何年も不調で、今年は久しぶりに元気なつるを2本伸ばしていたというのに、強風でメインの方のつるがポッキリ(>_<) え~ん、どうしてー(泣) いろいろ考えて手を尽くしてるつもりなのですが、思い通りになど全然させてもらえないのでした…。
例えばベランダで育てていて、花を自分の見る側だけに咲かせたい、または隣家との境のフェンスに誘引しているけれど、つるを向こう側に伸ばすことなく自分の家の側だけに咲かせたい、など。壁面への誘引もそうですし、花壇でもできれば見る側だけに集中させたいですよね。
悲しいかな、クレマチスは正直なので、ベランダだと太陽の方を向きたがるし、隣家との境でも、文字通りの風の向くまま気の向くまま、あっちに伸びたりこっちに戻ってみたり。私の場合、隣家側にびゅーんと伸びてしまったつるは残念ながら犠牲にせざるを得ないことも多々ありました。
そこで、今回は、あらぬ方にいってしまったつるをこっち側に引き戻す方策です。
旧枝咲きのクレマチスだと、つるは木質化して硬化しているので丁寧に取り扱えばそうそう折れることはないのですが、問題は新枝です。
なにしろ伸び始めたつるはもろい。
雨上がりにうっかり1センチ押しただけでポッキリいってしまうこともありますから、とりあえず「触るのは水切れしてぐったりしている時を狙う」ことを大原則とします。地植えの場合は水切れしてくれないので、晴天が続いたり、乾燥して風が強い日など、つるが比較的しなやかになっている時を狙うのが無難です。
例えばつるが20センチぐらい、フェンスの向こう側に伸びてしまったとしましょう。
まず、そのつる1本の、絡んだ葉柄を、根本から全部外します。葉柄は外せなければ、多少なら切ってしまっても大丈夫。
そして、なるべく根元に近い、硬化した部分を持って、そろりそろりとこちら側に引き戻します。
硬化した部分は丈夫ですから、なるべく手前に引き寄せて、柔らかいつるには極力負荷がかからないように、真っ直ぐになるように気を付けながら引き寄せるのがポイントです。
20センチを大きく超えるほど脱走してしまっていたら、戻すのはちょっと難しいかもしれません。
つるのしなやかさは品種によるので一概には言えませんが…。
首尾よくつるを引き戻せたら、あとはこちら側に留めつけるわけですが、そのとき前回紹介した「後ろ手に縛る」形で留めると花がこっち向きに咲きやすくなります。
by clemagarden
| 2017-04-25 19:00
|
Comments(0)